那珂川鮎釣り いる所にはいる!

土日,雨予報。

釣行決定。

主夫なので家事を済ませ,家を出る。

オトリ屋さんに着いたのはちょうど朝ドラの始まる時刻。

車の中でテレビ。広瀬すずはかわいいね。

オトリ屋さんで話を聞くと,いい情報もなく,オトリもそんなに売れていないとの話。

今日の釣行は解禁日のところと決めている。

広い川幅。鮎釣りの人はいない。

右岸の辺地に一人いた。

今日も静かな流れ。

昨日の水曜日,釣り友のHさんがチビ鮎含めて7尾掛けたとの連絡を受けた。

いつものことだが,Hさんの釣った後で釣れたことはかつてない。

でもこんな静か流れが好きになってきた自分がいる。

やはり歳のせいかも。

釣りを開始したのは9時半近くになっていた。

まずは川見。できるだけ静かに川の中のようすを見て歩く。

石は明らかに右岸の辺地の方が大きさも色もいい。

川の真ん中付近では結構な型の鮎がさかんにハネる。

そこは目立つ石はない。大石のハミ痕はバッチリだが。

結局,ザラ瀬の波立ちの中を釣ることにした。

まずは左岸に渡り,手前の筋から丁寧にオトリを入れてみる。

流れが緩いせいか,オトリは元気に沖に向かって泳いでいく。

いつものことだが,「どんな釣りをしようか」と考える。

好みは「引き釣り」だ。

なので,引いてとにかくオトリに広い範囲を泳がせてアタリを待つ。

この釣りは釣れるときには効率的だと思うが,釣れないときはどう引いても,まったくダメなときの方が多い。

手前から沖にオトリを行かせるようにオトリを下竿気味で入れて,少しずつ引き上げる。

オトリが沖に泳ぐのを待つ。

いい時にはこの待っているときにアタリが出ることがある。

が,そんな気配は感じない。

ゆっくりと時間をかけながら釣り下る。

ようやく1尾が掛かった。オトリサイズ。

オトリが替わったので期待したが,連発はなし。

さらに釣り下る。ザラ瀬の終わるところで追加。2尾目。これもオトリサイズ。

オトリが替わったので気をよくして,1回目よりも流れの奥を釣ろうと上流側に戻る。

人の少ない場所は自分が考えているように動くことができるのがいいところだ。

同じような釣りで沖目を釣るが反応はまったくない。オトリが元気に泳いでいるのに。

11時半まで粘るが,暑くなってきたので上がる。

結局,午前中は2尾。

午後は橋の上流側に場所を変えた。これも予定通り。

以前は大きく場所を移動したが,だんだんと移動が面倒になってきた。

昼食をしながら,先行者の釣りを見る。目の届く範囲には3名。

こんな流れ。ここもゆっくりとした流れで釣れなくても癒される。ハネも多い。

左岸に止まっていた車は帰るところ。釣れたのか?

車の前。オトリ缶を沈めた1mくらい先でもハネがある。

垂れ下がった竹の下の流れのヨレているところにはいい石が入っていた。

しかも大きな鮎が垢を食んでいたり,仲間を追い回している姿が見える。

午後の一発目はこの鮎と遊ぶことにした。

右の石の辺りから静かにオトリを入れて,めったにやらないというか,できない泳がせに挑戦。

ラインもフロロに025。

沖には泳いで行ってくれるが,なかなか上には上ってくれない。

我慢をしていると,目指すところまでたどり着く。

目を凝らして見ると,オトリの周囲には数匹の鮎が見える。

近づいてくるが,なかなか鈎に掛かってくれない。

「見える魚は釣れない」んだな。

少し引いてオトリを動かすと,野鮎は散ってしまう。

なかなかの型の鮎がいるのだが。

諦めて。

沖の流れのヨレが気になったので,川の中に入る。

深い所でも腰上くらいなのでたどり着くことができた。

岩盤だった。キザキザの岩盤なので鮎は付かなさそう。周りは小砂利。

先行者の二人がこんな感じで竿を出しているので,どうしようか迷ったが,

平瀬を斜めに左岸に向かって川見を兼ねながら釣ることにする。

ハミ痕が確認できるような大きな石は右岸辺地以外にはない。

数は少ないがサッカーボール大の石がたまにある程度。左岸側はより浅い。

上手にいる人と少し話す。「ボ」。まったく反応がないと言っていた。

その下手の人は掛かるのが見えた。

釣れないので他の釣り人の観察。

上手の人。1カ所で動かない。止め泳がせ?川へ入ったり,下がったり。

下手の人。結構動く。掛かっても同じ場所で長い時間は粘らない。川の中に入ったり出たり。

時には対岸から反対側を釣ったり。

たまに掛かるが遠目では型が小さく,白っぽく見える。タモキャッチは上手!

ウロウロと歩いて,午後の1尾目はこんなところ。波立ちの少し上のところ。

型はオトリよりも大きい。黒っぽい石が少しあるが?

ぷっくらとしているので放流ものか?時間は2時半。

釣り開始から1時間近い。

この時点での目標が午後も2尾なので,あと1尾。

オトリが替わっても次の1尾が遠い。

次が掛かったのは3時過ぎ。

やったあ。目標達成。

なんと低い目標か(笑)。

こうなると気楽なもので,

得意のウロウロ釣法炸裂?

野鮎の効果は絶大で3時半くらいから5時までは良型がたくさん掛かる。

掛けたのは10は超えたはずなのだが,バラシも増える。

数が溜まってくると,練習とばかりに,きれいに抜いてタモキャッチを決めようとする。

そうするとどういうわけか(原因はわかっている),

空中で野鮎が逃げていく(笑)。

多分,ツ抜けにはなっただろうと納竿した。

数えてみると,ピッタリ10尾。あぶない!

型は満足だが,バラシを考えると……。

天気もよく,人も少ない。

数はそんなに多くないが釣果にも恵まれた。

ありがたい。

さて次はどこへ行こうか?

まったく,思い浮かばない。

人が少なく,安全で,釣れるところ希望(笑)。

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