箒川 追わない鮎と時合
7月24日 日曜日 新箒橋付近へ
今日の狙いの場所は,
1 新箒橋の下流側,岩盤
2 右岸側の分流
釣友Sさんはすでに入川していた。Hさんとはオトリ屋で合流。
まずは護岸上から川を見た。
護岸から3~4mのところに焦げ茶色をした岩盤が帯状に続いているのが目に入る。
新箒橋のすぐ下流のところでは畳数畳分の広さの岩盤が見えた。
鮎が垢を食みに出てきそうな感じだ。
まずはこの畳岩盤を狙ってみる。
背バリにオモリ0.5号をつけて送り出す。
引き回さないように止めて泳がせて様子を見る。
野鮎がいるところにオトリが近づけば,オトリの泳ぎに変化が出て,
それが手感や目印の動きに表れることを期待した。
30分くらいで諦めた。時合が来ないのか?
諦めが早いのも大事か?
少し歩いて右岸へ。
ここは前回の釣行で鮎の姿を多数確認済。
今日はその鮎がまったく見えない。
釣られてしまったのか?どこかへ移動してしまったのか?
前回釣れたところへオトリを入れるが無反応。
なので,右岸際へ渡り,川見をする。
右岸際はところどころ黒岩盤があり,ハミ跡もたくさん,ピカピカなところもある。
岩盤上は水深10cmくらいなので鮎が食みに出るのは夕方~夜なのか?
一番上の瀬の開きまで上がってみた。
細い流れだが,きつそうな急瀬もある。そんな急瀬にも鮎がいるのか?と思った。
一番上流の急瀬から釣り下ることにした。
右岸の際は歩いてしまったので,急瀬の芯やその脇を狙って釣り下る。
頭上を見ると,オトリ鮎が無残にも木の枝からぶら下がっているのが見えた。
波頭と波頭の間にオトリを馴染ませながら止めて待つ。
急瀬なのでオモリ1号+背バリ。
オモリはいい目印になり,背バリはオトリを姿勢をしっかりと保ってくれるのに役立っている。
15mくらい下流の波間でやっと1尾目。オトリより少し小さいが使えるサイズ。
釣り下りながら,同じような波間でもう1尾。+2かと思っていると,
強烈な当たり。白泡の下の少し緩くなったところ。
「やっぱりいたね」と喜んだのは束の間。ハイ,サヨナラ!
「逃した魚はいつでも大きい」(笑)
この後,流れてきた草に持っていかれたり,親子ドンブリなどでマイナス1。
すでに11時になっていた。
何とか昼までにオトリを獲る,気合を入れ直す。
「気合で釣れるほど,鮎釣りは甘くない」が,気合は基本だな。
すると,釣りの神様が降臨してくれたのか,
3連発の当たりで,しかも塩焼きサイズ,+2にまで戻して昼食休憩。
最初に見られなかった鮎の姿もよく見える。夢中に垢を食んでいる。
午後は同じ流れをまた一番上から順に。
同じように波間でポツポツ。今ひとつなサイズ。
ツ抜け前に足踏みしたが,
やっとツ抜けして納竿。塩焼きサイズも混じってくれたので満足。
自分と同じように,見える鮎の姿に捕らわれた鮎師が2人も増えていた…。
あれだけの数の鮎が目に入ったら,誰でも竿を入れたくなる。
でも「見える魚は釣れない」は真実のような?
その頃,気になっていた,最初の場所「橋直下の畳岩盤」ではかなり掛かっていたらしい。
って,「時合」は午後だったのか?
確かに分流側も午後だった。
よいポイントだと思ったところを時間を置いて攻めるべし,だな!?