花に癒される
日に日に暖かくなり,それとともに庭の草抜きが忙しくなる。
今年もまた草との戦いが始まった。
近所の新しい家ではほとんどの家の庭が人工芝だったり,舗装してあったりで,土の部分がない。
私は庭に草木がないと落ち着かないが,草抜きの大変さを考えるとうなずける。
そんな草抜きにもよいことがある。
庭の花にとても癒されるのだ。たかが花だが。
ボケ。一本の木でいろいろな花色を楽しめる。とげのある枝がすぐに伸びてくるのは困るが,花が終わったら,詰めるようにしている。
きれいな花にはとげがあるのだろうか?
日当たりのいい場所ではないが,今年も咲いてくれた。
ミツマタ。名前の通り,見事に三又の枝が伸びていく。葉芽の前にこんな花が咲く。そろそろ終わり。葉芽も出てきているのが見える。
ハナモモ。不思議なのだが,同じ木なのに花の色が赤だったり,白だったり,赤白の混合だったり。大きく仕立てないように詰め過ぎたためか,今年は花が少ない。
この時季だけがきれい。もう少しで満開。
ツバキ。花弁の色と重なりの妙。自然の力はすごい。
ツバキはこの後の散り方も見事。私もこうありたい,なんて。
この時季だけの花々だが,草抜きの合間のちょいとした癒し,ご褒美か。