任侠浴場
任侠シリーズ第2弾。
経営の危機に陥っている銭湯をやくざの親分とその一家が救う話。
都会の片隅に忘れられたようにある昭和の街。
ご多聞にもれず,地上げ屋の攻勢に遭うが何とか古い町を残しているそんな一画にある銭湯。
通ってくる人も少なくなり,借金を重ねて経営しているが,それも銭湯に落ちる補助金のお蔭。
そんな銭湯を何とか救おうと,掃除から始める。
前作の任侠病院でも,立て直しの第一歩は「まずは掃除」なのだ。
この本に出てくる組長がなかなか面白い。
周りの人を実によく生かす。人を生かす達人なのだ。
任侠シリーズ,面白いのでまた読んでみよう。